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癒し

水木しげるさんの幸福論




















★水木しげるさんの本で思い出深いもの★

西洋手相術占い師、叶多幸です。

先月、水木しげるさんがお亡くなりになられて、

本当に残念だなと思っています。

水木さんの本は、小学校の頃、読んだのが初めて

で、その本は、『世界の妖怪大百科』でした。

ドラキュラとか狼男、フランケンシュタイン

といったスター的な妖怪(?)から、

アジアの精霊まで掲載されている本でした。

絵が怖くて、脳裏に焼き付きました(笑)。

なぜ、怖かったのかと改めて考えると、

妖怪と一緒に、妖怪の生態と棲んでいる

ところの風景まで書かれているので、

こんなところに棲んでいて、こうやって現れるのか

ということが子供ながらに納得できたことからの、

恐ろしさみたいなのがあったんだと思いました。

小学生には情報が詳細過ぎて怖い、みたいな。

さらに知的好奇心を刺激する内容でした。

多分、ドキュメンタリーを見ているような感覚

だったのでしょう。


★「好き」を追求するためには?★


 そして水木さんは、人間の幸福について色々と研究

されていた人で、幸福観察学会会長を務めていらっしゃいました。

何を観察されていたのかというと、

世界中の幸福な人、不幸な人を観察して、その体験から

見つけだした「幸福の七カ条」というのを

提案されています。

第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
第二条 しないではいられないことをし続けなさい。
第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追求すべし。
第四条 好きの力を信じる。
第五条 才能と収入は別。努力は人を裏切ると心得よ。
第六条 なまけ者になりなさない。
第七条 目に見えない世界を信じる。


しかしながら、水木さんは、その幸福論の中で、

こうも言っています。

好きと言っても、努力を惜しんだらダメだと。

奇人変人と呼ばれても、自分のやりたいように生きる。

そして、ただ努力する。絶望したり、悲観したり、

愚痴をこぼしてはいけない、ということです。

努力は人を裏切るというのは、努力をした代償として

成功や栄誉というものを期待するなということ

なのでしょう。

水木さんは、売れない時代でも、原稿料の大半は、

妖怪の作画のための資料を買い込むために使っていた

と言います。大好きな食べ物も買うお金もなかったのに、

自分に投資をし続けた。それだけ「好き」の力が

強かったのだと述べています。

一方で、同業者の中には作画の投資を全くしない人も

いたようです。そういう人はみんな消えてしまったと、

水木さんは言います。

結局、成功や栄誉を求めない方が、長い視点で見れば

幸せな人生を送れるということだと思います。

何を幸せとするかは、人それぞれだと思うのですが、

自分の好きなことを追求して、幸せになるためには、

まずは「周囲と比較するためのモノサシ」、それを

早々に捨て去る、ということが肝要なようですね。